女の子からモテるためには、「いい人」になってはいけません。
そうではなく、「圧倒的にいい人」になる必要があるのです。
「いい人」と「圧倒的にいい人」の違いは何でしょうか?
単なる「いい人」は、何か見返りを求めたり、下心があっていいことをします。
だから、「いい人」でい続けることができません。
しょせんは一過性の「いい人」です。
しかし、「圧倒的にいい人」は違います
「圧倒的にいい人」は、相手のために小さな思いやり、やさしく接する努力を怠らない人です。
相手に対するささやかな気づかいや思いやりが習慣になっているのです。
「圧倒的にいい人」と、単なる「いい人」を隔てる一つの壁があります。
それは、愚痴を聞く能力です。
単なる「いい人」は、様々な恋愛のテクニックに頼ろうとします。
しかし、下手な恋愛テクニックは、諸刃の剣です。
はっきり言って、スベる可能性があります。
ところが「圧倒的にいい人」は違います。
「圧倒的にいい人」は、どんなに狙ってもスベらない、確実に好感度を上げるテクニックを駆使します。
それこそが、愚痴を聞くテクニックです。
あなたはたかだか愚痴を聞くことと思うかもしれません。
しかし、愚痴を聞くということは、「圧倒的にいい人」に代々伝わる、秘伝、奥義なのです。
愚痴を上手に聞けるようになると、女性からの「信頼」は劇的にアップします。
そして、信頼度が高ければ、恋愛においては確実に有利になります。
信頼度が高ければ、本来諸刃の剣であるはずの恋愛テクニックでさえ、ほぼノーリスクで扱えるようになるからです。
柔道を習うには、まずは受け身の練習から始めなければいけません。
受け身の取り方を知らなければ、危なくてロクに稽古をとることすらできないからです。
同様に、本当にモテたいと思ったら、まずは愚痴の聞き方を極め、「圧倒的にいい人」を目指す必要があります。
本記事では、女性からの「信頼度」を高める「愚痴の聞き方のテクニック」を徹底的にレクチャーしちゃいます。
この記事の内容
全世界の女子から好かれる方法?
先ほどから繰り返し述べているように、女子から好かれる確実な方法は、ズバリ「愚痴を聞いてあげること」です。
しかし、そもそもなぜ女性が愚痴を話すのが好きなのか、あなたは考えたことがありますか?
もちろん、男性だって、愚痴を話したくなる時はあります。
けれど、多くの場合、女性の話す愚痴は男性が話すものとは、少々性質や勝手が異なるのです。
人は、親密なコミュニケーションを通じて、誰かからの温かみを感じると、愛情ホルモンが脳内で分泌されます。
そして、女性は、この愛情ホルモンであるオキシトシンを分泌する神経回路が発達しています。
そのため、女性は男性よりも長く、この愛情ホルモンを感じていようとします。
愚痴を話すという行為は、女性にとっては愛情ホルモンの力を引き出す一つの必殺技なのです。
そして、愛情ホルモンは、ストレスに立ち向かう時に大きな力になります。
ストレスを軽減させ、心の傷を癒すからです。
(詳しくは、記事:女はなぜ愚痴を話したがるのか? – 男女脳からみる正しい愚痴の聞き方をご覧下さい)
だから、女の子にとって、愚痴を聞くというのは、大きな心の支えになる時があります。
傷ついている時に、ただ黙って愚痴を聞いてあげることができれば、相手にとって心強い支えになれるのです。
しかし、上の空で聞いてあげたところで、所詮は砂上の楼閣。
もっと確実に好かれる、女の子からの信頼が劇的にアップする、愚痴の聞き方の奥義について、あなたに特別に伝授しましょう。
女子から好かれる愚痴の聞き方:初級編 – 心構え
女子から好かれる愚痴の聞き方を習得し、極めるためには、まず「どうして愚痴を聞くことがしんどいのか」について知っておく必要があります。
時として女子の愚痴は、私たちの脳に大きなダメージを与えるのです。
それに対して大した策も持たぬまま、やせ我慢を続けてみたところで、一向にラチがあきません。
なので、脳が愚痴を聞くことによって「しんどいと感じるメカニズム」についてまずは見ていきます。
愚痴を聞くのはどうしてしんどい?
私たちが、相手に信頼や敬意を傾けて話を聞いている時には、ニューラル・レゾナンスという現象が起こっています。
ニューラル・レゾナンスとは、相手の脳の状態を、そっくりそのままコピーするかのように、自分の脳が共鳴することです。
ニューラル・レゾナンスが生じると、あなたの脳も相手が感じているものと同様の痛みを感じるようになります。
目に見えない、共感によって生じる痛みが、あなたの脳内でストレスホルモンを増加させ、傷つけてしまいます。
共感能力がアダとなってしまうのです。
だからこそ、やさしい人ほど愚痴を聞くのが難しくなる時があります。
相手のことが好きであればあるほど、話をちゃんと聞いてあげられなくなることもあります。
それは、ニューラル・レゾナンスによって、あなたの脳が痛みを感じてしまうからなのです。
愚痴を聞くしんどさを乗り越える方法
愚痴を聞くしんどさを乗り越える方法は、聞き流すことではありません。
聞き流そうとすれば、共感能力は低下します。
思い出してください。
相手に対して、やさしくする努力を怠らないのが、「圧倒的にいい人」の条件なのです。
ではどうすればいいかと言うと、ニューラル・レゾナンスを逆手に取ればいいのです。
相手があなたに話しかけてくれている時には、相手の脳もまた、あなたの脳の状態をコピーしようとします。
聞き流すのではなく、相手のことを励ましてあげるような、ポジティブな言葉、あたたかく受容的な身体言語を心がけてください。
すると時間はかかるかもしれませんが、相手の脳も確実にポジティブになっていきます。
重要なことは、相手の話をただ聞いてあげることではなく、
相手の話を聞きながらも、あなたの心の状態がポジティブであり続けることなのです。
ポジティブな心の状態を保つことができれば、あなたの脳は傷つかなくなります。
そして、傷つかないあなたと話していると、相手も落ち着いて、穏やかな気持ちになることができるのです。
女子から好かれる愚痴の聞き方:中級編 – 身体言語
ニューラル・レゾナンスを使うことで、相手を落ち着かせ、癒すことができます。
そのために、まず重要なことは、自分の身体言語をコントロールすることです。
自分の身体言語をコントロールすることで、あなたの脳が傷つきにくくなるからです。
表情や呼吸の速さといった身体言語をコントロールできれば、あなたは落ち着いて話すことができます。
あなたが落ち着いて接することで、相手も落ち着くのです。
「表情をやわらかくする」
表情を作る上で重要なのは、目元です。
眼輪筋という、目の周りの筋肉が緩んでいると、人はやさしい表情だと、感じるのです。
やさしく微笑む表情を作るときは、口からではなく目元から作ります。
柔らかい表情は、モナリザの微笑と例えることができます。
ニッコリとした明るい笑顔を無理に作ろうとするのではなく、目の周りの筋肉をやんわりと緩めるようにするのです。
それから、眉をさっと一瞬だけ上に上げてください。
眉を一瞬だけ上に上げるようにすると、眼輪筋が緩むのです。
また、眉を一瞬だけさっと上げる動作は好意シグナルとも呼ばれ、相手に関心があることを示す無意識的なメッセージにもなります。
それから、意識して「やさしい思い出」を使うようにしてください。
これはどんなイメージを使っても良いです。
自分の頭の中で、心の中にあるやさしい思い出を描くようにすると、自然にやさしい表情が生まれます。
私の場合は、飼っている猫が膝の上に乗っかっていて、毛づくろいをしているイメージを頭の中に描きます。
自分が誰かにやさしくされたときのことや、リラックスしている瞬間を思い浮かべるようにしてください。
やさしい思い出は、作られた表情よりも柔らかく、あたたかみをくれます。
そして、あなたの頭の中で、痛み止めの役割を果たしてくれるのです。
慣れないうちは、「やさしい思い出」をメモ帳に書いてストックしておき、人と話す前にそれを見てから話すようにするとよいでしょう。
「呼吸をゆっくりにする」
呼吸をゆっくりにするということも、自分と相手を落ち着かせる効果があります。
人は息を吐いている時に、副交感神経が活発になってリラックスするのです。
相手の話を聞くことがしんどくなってきたら、自分の吐いている呼吸に意識を集中してみてください。
吸っている息の時間よりも、吐いている息の時間を少しだけ長くとるように意識します。
そして、リラックスして肩の力を抜くようにします。
同時に、言葉もゆっくりとした口調で話すようにします。
ゆっくりとした口調、喋り方は、相手を落ち着かせる効果があるのです。
女子から好かれる愚痴の聞き方:上級編 – 声かけ
さて、ここからは、女子から好かれる愚痴の聞き方上級編になります。
先ほどまでの中級編の内容でも「女子から好かれる」ためには十分すぎる内容でした。
やさしくほほえんで、「アドバイスをしない」ことができさえすれば、十分及第点なのです。
そして、相手を受容的な態度で受け止めることができるようになったのなら。
そのときに初めて、そこから一歩先へと進む資格が与えられるのです。
上級編では、具体的に「相手にどのような声かけをしていけば良いのか」についてみていきます。
ただ、話を聞くという受け身の構えではなく、圧倒的に好かれるような声かけの仕方。
相手からの信頼を、極限にまで引き出す愚痴の聞き方について、これから伝授していきます。
しかし、本質は忘れないでください。
愚痴を聞く力の本質とは、投げかける言葉の中にではなく、相手の存在を受け止める態度の中にあるのです。
「同情」ではなく、「理解」する
同情と共感の違いは何でしょうか?
心理カウンセラーには、この違いに対するある種の理解が求められます。
難しい概念的な、そして抽象的な理解はさておき、私なりの理解について話しましょう。
同情とは、相手の「ネガティブな感情に対して、相手と同等かそれ以上に染まってしまうこと」です。
同情は、相手に「感情移入しすぎる」ことから始まります。
もちろん、共感するために、感情移入することが重要なことは事実です。
しかし、感情移入しすぎることで、あなたの脳までネガティブになってしまったら、相手の脳が癒されることはありません。
ニューラル・レゾナンスによって、お互いに痛みの感情を増幅しあってしまうからです。
共感とは、相手の感情を理解しながらも、肯定的な態度で接し、寄り添い続けることです。
共感に必要なのは、過度な感情移入ではありません。
必要なのは、あたたかくて、やさしい言葉。やわらかく、受け止めてあげる心なのです。
愚痴を聞く上で重要なのは、相手に同情するのではなく、相手の立場や境遇を理解しようとすることです。
人は誰しも、自分を理解してくれているという人に対して、深い信頼を抱くようになります。
そして、信頼感がオキシトシンという愛情ホルモンの分泌には必要不可欠なのです。
わずらわしいことかもしれませんが、相手の感情や立場を「理解している」という姿勢を示し続けることが、愚痴を聞く上では重要です。
もしレストランのウエイトレスが、オーダーを全く復唱せず、必要最小限な返事しかしなければ、あなたはどう思うでしょうか?
あなたは、「この人本当に聞いてるのかな?」、「オーダーを理解しているのかな?」と不安に思うことでしょう。
ウェイトレスが、注文された料理を復唱するのと同じです。
相手の言ったことを理解していたとしても、それを示してあげなければ、相手は不安になるのです。
相手の言ったことを適度に「オウム返し」すると、相手は「理解されている」という実感を持つことができます。
同情ではなく理解をするということ、そして、相手に理解を示し続けるということが、愚痴を聞く上で、必要な声かけなのです。
努力に敬意を払う
声かけに重要なことは、相手に対して敬意を払うということです。
さらっと書きましたが、実はこれが一番難しいことです。
男性にとっては、敬意を払うということ以上に難しいことはありません。
私たち男性は、太古の昔から競争社会を生きて抜いてきました。
序列の中で、相手よりも自分が頭ひとつ抜きん出ること、そのために競い合うことが、本能として遺伝子に刷り込まれているのです。
人に対して敬意を払うということは、決して簡単なことではありません。
だからこそ、心して取り組んでみてください。
相手の「能力」にではなく、「努力」に目を向けることが重要です。
その人はその人なりの努力をしてきたのです。
相手が何かをできなかったとしても、その結果が実績ではなく単なる不平不満にすぎないとしても。
創意工夫が足りないとあなたは思うかもしれません。
やり遂げる努力が足りないとさえ思うかもしれません。
でも、その人はその人なりに何かを我慢して、向き合っているのです。
その「努力」を認めてあげることです。
私たちは皆、痛みを感じて生きていきます。
その人なりの努力は、不毛なものに見えるかもしれませんが、その人が感じている痛みは本物です。
誰もがみな、自分の弱さを抱えながら生きているのです。
もがき苦しみながら、自分の弱さに押しつぶされてしまいそうになりながら、痛みを感じて生きているのです。
その人なりの痛みを感じながら、こらえながら、我慢しながら。
そんな相手の存在を、努力を見下す権限がいったい誰にあるというのでしょうか?
敬意を忘れそうになったら、思い出してください。
確かにその人の能力を称賛することはできないかもしれない。
けれど、その人なりの努力を見下すこともまた、到底できないことなのだと。
女子から好かれる愚痴の聞き方:その先にあるもの
愚痴を聞く技術を極め、「圧倒的にいい人」になれば、全ての女子から好かれることに間違いはないでしょう。
ところが愚痴を聞く技術というのは、あくまでもローリスクな方法です。
恋愛という特殊な感情を生み出すには、少々決め手に欠ける時があります。
しかし、自信を持ってください。
愚痴を聞く技術というものは、実際に愚痴を聞けるようになってからが、その強さの本領を発揮します。
愚痴を聞いて、信頼度を高めておけば、あなたは相手にとって「圧倒的にいい人」になります。
そして、そんな「圧倒的にいい人」が、ある日突然「恋の駆け引き」をしてきたら、相手はいやが応でもあなたを意識せざるを得なくなります。
信頼度を高めた上で、「駆け引き」を行うことができれば、一気に「好かれる」以上の存在、「特別な存在」へと階段を駆け上がることができるのです。
結論:愚痴を聞きまくって、女子から好かれよう!
愚痴を聞く技術、その奥義を極めれば、あなたは確実に女の子から好かれるでしょう。
愚痴の聞き方の極意とは、「やわらかい身体言語」と、「相手に対する理解」です。
人は本来、他者に対して長い時間をかけながら、少しずつ信頼関係を積み重ねていきます。
巷の恋愛テクニックとは、その普遍的な方法に反するものです。
ゆえに諸刃の剣なのです。
ヘタをすると、お互いの信頼関係を根本的に破壊しかねません。
しかし、愚痴を聞くという技術は、確実に相手から好かれる奥義です。
信頼度を劇的に高める秘術なのです。
まずは、愚痴を聞きまくって、「圧倒的にいい人」を目指してください。
「圧倒的にいい人」になり、お互いの間に盤石な信頼関係が十分に育ったとき。
彼女の心を惑わす、思わせぶりな恋の駆け引きが、抜群の効果を発揮するようになります。
それまでは、決して「愚痴を聞く」という鍛錬を怠ってはなりません。
この記事を繰り返し読んで、愚痴の聞き方の上級編までをマスターし、愚痴の聞き方免許皆伝までがんばってください!
あとは、実践あるのみです!