愛は自己肯定感が育む

「人は人、自分は自分」だなんて言うけれど、そんなふうに割り切れたらどんなにラクだろう。

嫌われるのは、誰だって怖いはず。

理由はないけれど、いつも自信がなくてネガティブになってしまう

弱くて頼りなくて、ときとして嫉妬深い自分が嫌い

あなた自身の心のうちに耳を傾けてみて、そんなふうな声が聞こえてきたら、一度「自己肯定感」について考えてみるとよいかもしれません。

この記事では、素敵な恋をするための第一歩である「自己肯定感」について解説していきます。

誰しも、この自己肯定感が育っていないと、恋愛に対して依存的になったり、あるいは支配的になったりと良好な関係を築くことが難しくなります。

逆に、「自己肯定感」が育っていると、心の奥底から深く相手のことを愛せるようになります。

「自己肯定感」について理解し、自分のことやこれまでの恋を今一度見つめてみることにしましょう。

自分のことが好き?

ところで、自己肯定感とはなんでしょうか?

自己肯定感とは、文字どおり、自分を肯定する感覚です。

「自分は自分でいいんだ」という感覚や、「自分は価値がある人間なんだ」という考えと置き換えて表現する人が多いかもしれません。

ただし、ここで私の考え方をすこし話させてください。

「自己肯定感」と「自尊感情」は本質的には異なるものだと私は考えています。

たとえば、自尊心が強い人でも、実は劣等感があったり、自己肯定感が低い人もいます。

そういう人は、自分の嫌な部分から目を背け、自分の好きなところだけを見て、あまつさえ人を見下してしまいます。

自分が好きだという感情は、自己肯定感の本質ではありません。

自己肯定感とはなんぞや?

自己肯定感とはなにか、という問いに対しては、対義語を考えるとわかりやすいです。

自己肯定の反対は、つまり「自己否定」です。

自分のことが好きだという自尊感情は確かに必要かもしれません。
しかし、ナルシスト的なプライドの高さは、多くの場合、「自己否定」から始まっています。

逆に、「なぜかはわかんないけど、うまくいきそうな気がする」というのは、自己肯定感の局地です。

そこには、一切の自己否定の感覚が一切ないからです。

「自己肯定感」の本質は、自己否定の感覚を手放すことです。

自分を好きになるのは、その結果なのであって、おまけみたいなものです。

だから、このことは覚えておいてください。

自己肯定感を育むためには自分を好きになろうとする必要はありません。

むしろ、逆なのです。

自分の嫌な部分にも目を向け、それを受け入れて、そこにも意義を見いだせたときに、自己肯定感は最も高まります。

自己肯定感の方程式

さて、あなたにわたしのとっておきの方程式をお話します。

これは、わたしが3日3晩あれこれ考えて、ようやく思いついた方程式です。

「自己肯定感」=「自己受容」×「自己効用」

「自己受容」とは、「あるがままの自分」を受け入れるということです。

そして、「自己効用」とは、「やればできる」という自信のことです。

この2つが掛け算のように合わさってはじめて、自己肯定感が生まれます。

自己受容ができていなければ、「見せかけの自信」で自分を偽ってしまいます。

「自分にはこれができる」と盲目的に信じ込んで、プライドばかりが高くなって、でも本当は、失敗することも傷つくことも怖いのです。

そして、そのことに目を背けて、脅迫的に強さを追い求めて、いつも焦りと虚しさを心のどこかに抱えている。

それが、見せかけの強さです。
自己受容ができていないので、脆く壊れやすい脅迫的な自信です。

反対に、自己受容だけができていても、自己効用感がなければ、単なる諦めと無価値観しか生まれません。

「やればできるはずだ」という気持ちがなければ、「どうせ私は、」という諦めた開き直りの中で、冷めた心しか持てません。

そして、なにもできないあなたに、一体なんの価値があると胸を張って言えるのでしょう?

それは、運命に対する諦めと服従でしかありません。
あなたが自己受容できるのは、自己否定感のみになってしまうのです。

自己肯定感と愛

さて、自己肯定感というのは、「よく両親からどれだけ愛情を受けて育ったか」ということと関連付けられます。

実際に自己肯定感と周囲から愛されてきたという実感には相関関係があります。

そして、人を愛する能力には、自己肯定感が重要な役割を果たします。

自己肯定感が低いと、「自分のことを肯定してくれる誰か」を無意識に追い求めます。

すると、「肯定してくれることが全て」となってしまいます。

だから、否定されることを極端に恐れ、恋人の顔色ばかりをうかがうようになってしまったり、あるいは相手を試すかのように突き放したり支配するようになります。

振り回したり、振り回されたりして、愛を確かめなければ不安になってしまうのです。

それは、恋愛依存症という状態です。

自己肯定感がないから、いつも不安で、愛を試すことしかできないのです。

それは誰かを心から愛するとは程遠い感情です。

だから、自己肯定感を持ちましょう。

それはもしかしたらとても長い道のりかもしれないし、簡単なことではないかもしれません。

だからこそ、自己肯定感を持ちましょう。

自己肯定感を高めるために

自己肯定感には、特効薬はありません。

なので、このブログでは、「自己肯定感を高めるための心理学」というシリーズとしてやってみようと思います。

自己肯定感とは、別の言葉で表現するならば、「ありのままの自分を受け入れた上で、そこに自分なりの意義や価値を見出すこと」です。

自己肯定感は、人を愛する能力でもあります。

しっかりと、あるがままの自分を受け入れているから、目の前にいるパートナーに過度な理想や期待を押しつけずに受け入れてあげることができます。

自分の価値や強さを理解しているからこそ、誰かの力や心からの支えになってあげることができます。

自己受容のためには、マインドフルネスや認知行動療法といった方法が役に立ちます。

いずれも、「今、この瞬間」に目を向けることで、自らを受けいれることができます。

自己効用感を高めるためには、習慣化、意志力の強化やマインドセットが役に立ちます。

自己効用感とは、最終的に行動をした分しか高まりません。
なので、あなたが目標を達成するための心理学的方法について解説していきます。

まとめ

健全な恋愛のためには、自己肯定感を持つことが重要です。

自己肯定感は、「自己受容」×「自己効用感」で生まれます。

あなたが必要としているのは、自己受容でしょうか、それとも自己効用感でしょうか。
あるいは、その両方かもしれません。

自己肯定感を高めるための方法に特効薬はありません。

地道な努力が必要です。

しかし、自己受容のプロセスでは、ストレスを軽減する方法が身に付きますし、自己効力感を育てるプロセスでは、ダイエットを成功に導くような「意志力」の強化も目指します。

連載で記事をあげていくので、ぜひ気長に取り組んでみてくださいね!