茉奈と男の恋と女の恋
(もしかして、これってキワドイことを言わせようとしてる?)
しかも、人間の女性は他の動物のメスとは違い、10ヶ月ととても長い期間お腹に赤ちゃんを宿します。
ならば、太古の時代にはそれがどれほどのリスクであったでしょうか
男性的な恋と女性的な恋の違い
女性は男性と異なり、妊娠、出産という莫大なリスクを背負うようになります。
そのため、性行動に対しては慎重になるよう進化してきました。
反面、男性は恋に積極的になるように進化してきたというのが進化心理学的な考え方です。
具体的には、男性と女性では、パートナーに対する恋のピークが違います。
男性は付き合ったばかりの時が異性に対する好意度がピークに達しますが、女性の場合は付き合って半年以上経ってからピークを迎えます。
男性は基本的に熱しやすく冷めやすいのですが、女性はその逆です。
それから、好きな異性が自分に対して、「どの程度好意を持っているか」ということの見積もり方も違います。
男性は女性から少し好意を差し向けられただけで、「脈アリかもしれない!」とすぐに勘違いしますが、女性は「どうせ自分には興味がない。ただの社交辞令」と勘違いします。
恋愛に関して、男性はポジティブに勘違いする傾向がありますが、女性はネガティブに勘違いする傾向があるようです。
また、異性に嫉妬したときの感情の動き方も違います。
男性は異性に嫉妬すると、「他の男に取られたくない」と思って、恋が深まり、優しくなります。
一方で女性は異性に嫉妬すると、「どうせ、彼は…」といって、相手を嫌いになろうとしたり、距離を置こうとします。
恋に積極的でポジティブに勘違いする男性は「駆け引きに弱い」ですが、恋に慎重でネガティブに勘違いする女性には、「駆け引きは逆効果」なのです。
重要なのは、男女の傾向を理解しながらも、目の前にいる相手のことをよく観察することだと思うよ。
まとめ
- 女性は妊娠・出産というリスクがあるため、恋に慎重
- 男性は付き合ってからすぐが恋のピークだが、女性は半年以上経ってから
- 異性からの好意を男性はポジティブに勘違いし、女性はネガティブに勘違いする
- 男性は駆け引きに弱いが、女性は嫉妬すると相手を嫌いになろうとする
- あくまでも傾向であり、個人差が大きいので相手をよく観察することが重要
でも、例えば、茉奈ちゃん、いきなり、そこまで親密じゃない男子から、頻繁に食事に誘われたり、意味もなくプレゼントされたらどう思う?
今は、さすがに毎日バラの花を一輪ずつ渡すとか、そんなことはしなくなったよ
彼がそんなふうに自分のことを想ってくれたらどんなに幸せだろうと、恋の話しに胸をときめかせながら。
それでも、やっぱりため息をつき、ネガティブにもなってしまう茉奈なのでした。