そっけない返信。
恋愛経験のない彼を食事に誘ってみたけれど、「今は忙しいから、来月にしてほしい」と言うそっけない返信。
聞いたところ彼は恋愛経験が少なく、内向的な性格。
でも、あまりにそっけないような気もして、嫌がられてるのかなとか。
いや、でも一応来月にしてほしいってことはチャンスも?
人はそれぞれ、恋もそれぞれだとわかっているのだけれど、ついつい不安になってしまうのが恋心というものではないでしょうか。
今回は、内向的な彼に片想い中でありながら、返事に「そっけなさ」を感じてしまったという、そんなあなたのためにこの記事を執筆しました。
脈ナシ?それとも?
「今は忙しい」というそっけない返信。あなたはとても不安に思うでしょう。
彼に「嫌われたのではないか」、「自分に興味がないのではないか」、そんな不安が胸を締め付けるようです。
さて、ここで脈ナシかどうかを見極める判断基準は、とてもシンプルです。
それは、「来月にしてほしい」など、いつなら大丈夫なのかという言葉があれば、少なくとも脈ナシではありません。
逆に、「また今度」とか曖昧な言葉であれば、残念ながら脈ナシと思って、出直してみることをおすすめします。
「正直面倒くさい」とか思われてないかな?
さて、内向的な男性の中には、人と関わることが「面倒くさい」と感じやすいタイプも多くいます。
だから、あなたから誘ってもらっても、内心、気が進んでないということもあるかもしれません。
ただ、一つだけ言っておくと、彼らの多くは、「あなた」を面倒くさいと思っているわけではないです。
彼らにとっては、「人と会うこと」が面倒くさいのです。
これは、内向型の性格の中でも、対人関係で恐ろしく消耗してしまう、という超内向型の人たちです。
そもそも内向型ってなんなのさ
さて、内向型という性格を持つ彼のことについて考えてみましょう。
ここで理解してほしいのは、内向型とは、「社交的かどうか」とはあまり関係がないです。
ある心理学者が明らかにした研究では、内向型とは、扁桃体という「感情を感じる脳が過敏な人」です。
つまり、感受性が豊かな人です。
それを聞いて、あなたは、「いや、彼はそんな感情的な人って感じじゃなくて、知性的な人だよ」と思われたかもしれません。
まさしく、それが内向型の人の多くの特徴です。
例えば、アカゲザルの赤ちゃんを母親から2週間ほど引き離すと、前頭葉という「感情をコントロールする脳」の部位が大きくなることがわかっています。
これは、母親から引き離されるという情緒的なストレスを制御するために、前頭葉が発達するのです。
内向型の人は、精神的に振り回されやすくストレスを大きく感じやすいです。
しかし、その結果として感情をコントロールする前頭葉が他の人たちよりも発達しやすいのです。
なので、内向型の人の多くは知的で冷静です。
内向型の人は外向的な人に比べ、一般的にIQが高く、自己コントロール能力も高い傾向にあります。
しかし、この前頭葉は勝手に感情を片っ端から処理してしまうようなところがあります。
だから、泣きたいときに泣けないし、喜びたいときに喜べない。
感情の表現は平坦になってしまうことがあります。
内向型男性との恋
さて、ここからが本題ですが、対人関係で恐ろしく消耗してしまうタイプの内向型がいます。
このタイプはまさに、「恋愛経験もないのに、つい誘いを断ってしまいやすい人」なのです。
彼らは普段愛想よく社交的に振る舞っていますが、どことなく人付き合いが悪いところがあります。
別名、「孤独癖」と呼ばれる衝動です。
ストレスがたまればたまるほど、人と一緒にいることがわずらわしいと感じるようになるのです。
一見、気難しそうに聞こえるかもしれませんが、実のところ、そうでもありません。
彼らの多くは、無意識的に人に気をつかいすぎてしまう性格です。
それゆえに、人と関わることに気疲れしてしまいます。
精神的に疲れたときは、たった一人で静かに過ごしたいと彼らは願うのです。
内向型の彼の気をひくために
このタイプは相手との距離感を多めにとってあげる必要があります。
長時間一緒にいると、文字通り気疲れしてしまうのです。
しかし、距離感を徐々に近づけていく必要があります。
例えるならば、彼らは非常に繊細な花のようなものです。
水をやらなければ枯れてしまうし、やりすぎても枯れてしまいます。
よって、このタイプに有効な戦略は2つです。
- さりげなく会う回数を増やす
- さりげなく身体的に駆け引きをする
この2つを同時に行う必要があります。
このタイプを夢中にさせるためには、「一緒にいて当たり前の存在」になる必要があります。
飲み会など大勢の人付き合いが苦手な彼にとって、「一緒にいて当たり前」という存在は、ある意味で「とても特別な存在」なのです。
そして、「身体的な駆け引き」とは、さりげないボディタッチです。
「ねえ、あれ見て」とか、「ゴミかと思ったらなんでもなかった」とか。
そんなふうに言いながら、さりげなく相手の肩や二の腕に触れることです。
これをやられると、多分弱いです。
相手は良くも悪くも感情を無意識にコントロールしようとするタイプです。
異性に触れられて何も感情を感じない人はいません。
そして、感情をコントロールしようとするうちに、あなたのことばかり考えてしまい、勝手に混乱してくれるようになります。
ただし、これ、「両立が重要」です。
身体的な駆け引きばかりすると、精神的な不安定さを嫌い、離れていってしまうこともあります。
極端な内向型は感情の揺れ動きが苦手なのです。
しかし、いつも一緒にいるという「安心感」だけだと、恋は発展しにくいです。
まとめ
あなたの好きな人が、「恋愛経験がない」、「デートを断りやすい」男性の場合、「内向型」という性格を持っている可能性は低くないです。
そして、内向型という性格は社交的かどうかは関係ありません。外向的な人のように振る舞う「隠れ内向型」も多く存在します。
そんな彼の正体は、対人関係で気疲れしやすい人です。
だから、焦らないことが重要です。
- さりげなく会う回数を増やす
- さりげなく身体的に駆け引きをする
という戦略を両立することで、少しずつ距離感を近づけていくことがベストです。
以上、ここまで読んでくれてありがとうございました。
あなたにとって、素敵な恋であることを願っております。